ロックにこんにちは。みなさんは、ビジュアル系の音楽をいつも楽しんでいますか。
今回は日本人初のMSG単独公演を成功させたロックバンド、L’Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)についてご紹介します。
L’Arc〜en〜Cielの基本情報
L’Arc〜en〜Cielとは
活動期間 | 1991年〜 |
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V系カテゴリ | ソフビ系(本人たちはV系ではないと公言) |
音楽性 | ロック、ポップロック |
所属事務所 | MAVERICK D.C. GROUP |
L’Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)は1991年にベースのtetsuyaを中心に結成された4人組ロックバンドで、所属事務所はMAVERICK D.C. GROUP、レコード会社はキューンミュージックです。
一般的に「ラルク」の略称で呼ばれています。また、公式のファンクラブ名は「LE-CIEL」で、モバイルサイトは「L’mobile」です。
また、本人たちは「ビジュアル系」と呼ばれることに否定的ですが、大御所のビジュアル系バンドからL’Arc〜en〜Cielのメンバーも影響を受けていて、L’Arc〜en〜Ciel自身も後輩のビジュアル系バンドに大きな影響を与えています。
バンド名の由来
「L’Arc〜en〜Ciel」のバンド名の由来は諸説あります。阪急梅田駅前にあった同名の喫茶店から名前を取ったと言われていますが、実は違います。
当時、tetsuyaが本屋などで資料を探している際に、「虹」という意味の「arc-en-ciel」というフランス語を見つけます。
単語音の響きや、複数の色が混ざり合っている存在の「虹」が、自分たちの音楽と共通していると感じ、名前を付けたそうです。また、「L’Arc〜en〜Ciel」という単語そのものはないので、後に音をあわせるために、文字を工夫したと言われています。
メンバー
現在のメンバーは以下の通りです。
- ボーカル:hyde
- ギター:ken
- ベース:tetsuya
- ドラム:yukihiro
元メンバー
- 元ギター:hiro(1991年2月〜1992年6月12日)
- 元ドラム:pero(1991年2月〜1992年12月30日)
- 元ドラム:sakura(1993年1月16日〜1997年11月4日)
4ピースロックバンドとして活動しています。ツインギターではないのが、他のバンドと違ったところかもしれません。
また、1993年1月16日から1997年11月4日まで、sakura(桜澤 泰徳)がドラマーとして在籍していましたが、覚せい剤で逮捕されて脱退します。
ボーカル:hyde
hydeはボーカルです。和歌山県和歌山市出身、生年月日は1969年1月29日です。本名は寶井秀人(たからいひでと)で、身長は161cm、年齢は現在、54歳です。血液型はO型です。「HONEY」などの名曲を作曲しています。
また、ソロでも活動していて、過去にはVAMPSで活動もしていました。
若い頃から今まで見た目が衰えない、スーパー美形ボーカリストで知られています。すっぴんでも美形なので恐ろしいくらいです。また、その見た目もあって、髪型を参考にするファンも多いです。
また、hydeは2000年にタレントの大石恵さんと結婚しました。1998年4月のうたばんで共演した事がきっかけで恋愛関係に発展したようです。
うたばんでは、「hydeの憧れの女性」ということで大石恵さんが出演したようです。それで付き合って結婚まで持っていくhydeはすごいですね。
ちなみに2003年に長男の玲(れい)くんが誕生しています。子供もいい年齢なので、もしかしたら2世タレントとしてデビューするかもしれません。
ギター:ken
kenはギター担当です。kenは滋賀県米原市出身、生年月日は1968年11月28日生まれで年齢は55歳です。血液型はAB型です。「winter fall」などの名曲を作曲しています。
kenはくわえタバコでギターを弾く姿が話題で、愛用の銘柄は「マルボロのウルトラライト」だそうです。また、彦根東高等学校から名古屋工業大学工学部建築学科に進学したという経歴を持っています。
kenは以下のようなギターや機材を使用しています。
ギター
- Fender Ken Stratocaster Galaxy Red
- Fender Ken Stratocaster Paisley Fantasy
- Fernandes LD
アンプ
- Fender Deluxe Reverb
- Bedrock 1200
- MAGNATONE SUPER FIFTY-NINE HEAD
- Two Rock custom reverb signature
- 65AMPS LONDON
- FRIEDMAN BE-100
エフェクター
- Akima&Neos Multi Tube Direct Injector
- KLON CENTAUR
- FREE THE TONE FIRE MIST FM-1V
- electro harmonix Germanium 4 Big Muff
- MT LAB Classic Sustainer-Fuzz
- FREE THE TONE STRING SLINGER
- Keeley Katana Boost
- Virgo Rock Overdrive
- FREE THE TONE FLIGHT TIME
- FREE THE TONE FUTURE FACTORY FF-1Y
- Diamond Compressor
- Xotic SP Compressor
- Strymon BigSky Reverb
- VOX V847
Fenderからは「Ken Stratocaster® Galaxy Red」というkenモデルのオリジナルギターが販売されています。
kenは2016年に結婚をしています。ただ、3度目の結婚だそうです。お相手は一般女性です。これまでに女性の芸能人と噂されていましたが、最終的に20歳ほど年下の一般女性と結婚しました。
実は堂々と報道されていないので、その辺りの世界観を守っているのかもしれませんね。
ベース:tetsuya
tetsuya(テツヤ)はベース、リーダー担当です。「READY STEADY GO」などの作曲をしています。tetsuyaの生年月日は1969年10月3日です。年齢は54歳です。血液型はA型です。身長は165cmと言われています。
また、本名は小川哲二(おがわてつじ)です。ちなみにバンドの結成時から2009年まではtetsuという名前で活動していました。また、tetsuyaは髪型がhyde以上に派手なことも多くて話題になります。
一方で、tetsuyaの性格はさまざまな面で話題になります。音楽的には非常に厳しい人物で、こだわりや世界観も深いです。特にバンドに対するこだわりは強く、妥協できないことや、演奏中に不機嫌になることもあります。
また、ベースや機材は以下のようなものを使っています。
ベース
- ZON LEGACY ELITE Ⅱ
- ZON LEGACY 519
- LAKLAND
アンプ、スピーカー
- TRACE ELLIOT AH300
- AMPEG SVT BLUE LINE 1970`s
コンプレッサー
- ELECTRO-HARMONIX BIG MUFF π
- MXR kimiter
また、ESPからtetsuyaモデルのAlbionが発売されています。
私生活では、tetsuyaは2007年にタレントの酒井彩名(さかい あやな)さんと結婚しました。彼女はホリプロ所属のタレントです。 tetsuyaさんとは16歳年が離れています。
実は子供もすでにいます。2014年9月に男の子が生まれて2016年に女の子が誕生しています。美男美女の夫婦から生まれた子供ですから、今後が楽しみです。
ドラム:yukihiro
yukihiroはドラム担当です。「trick」など人気曲の作曲もしています。また、ソロでACID ANDROIDとして活動してます。
yukihiroの生年月日は1968年11月24日です。年齢は55歳です。血液型はA型です。本名は「淡路幸宏(あわじゆきひろ)」です。ファンからは「ユッキー」と呼ばれています。
また、yukihiroは筋肉がすごいと話題になりますが、本人曰く特に鍛えていません。激しいドラミングと、ご飯をあまり食べないので、この体型になったといいます。一方で、メンバーの中では、1番動きを付けていない髪型をしています。
yukihiroはPearl(パール)のドラムセットを愛用しています。
また、yukihiroは結婚をまだしていないようです。以前に東京でyukihiroが彼女を連れて歩いているという噂もあったのですが、ただのファンの噂なのでこれが本当か分かりません。
ちなみに好きな女性のタイプは、綺麗より可愛い系の人が好きだそうです。
yukihiroはACID ANDROID名義でSNSをやっています。
L’Arc〜en〜Cielの音楽性
音楽性
作詞
L’Arc〜en〜Cielの楽曲の作詞のほとんどはhydeが行っています。
キャッチーな楽曲の作詞をつけることが苦手だったと語っており、小田和正の歌詞やワードセンスから作詞を学んだといいます。しかし、2006年の作品からリスナーの誤解を避けるために、直接的な言い回しをするようになりました。
特にバラードでは文学的、疾走感のある楽曲では明快な歌詞になるのが特徴的です。
また、2007年11月21日に発売したアルバム「KISS」では、hyde以外のメンバーが作詞作曲した楽曲が収録されています。
作曲
L’Arc〜en〜Cielの音楽性は幅広いです。メンバーの4人全員が作曲することによって、それぞれの個性がバンドの音楽性に反映されています。
ハードロック、ポストパンク、ニュー・ウェイヴ、インダストリアル、パンク・ロック、ヘヴィメタル、オルタナティブ、ダンス・ミュージックなど多種多様です。
kenは「L’Arc〜en〜Cielは4人の作曲者がいて、それぞれにいろんな匂いがあるっていう面白さがあると思う」と発言しています。
hydeは初期の頃は作曲した作品がカップリングに収録されることが多かったです。
実際に「I’m so happy」「さようなら」はカップリングでした。また、メンバーの中でも1番ハードなロックが好きです。L’Arc〜en〜Cielでもそういった楽曲を作っていて、また、近年はソロやVAMPSでハードな音楽を表現しています。
そして、L’Arc〜en〜Cielではロックを中心としたポップな楽曲、耽美なミディアムバラードを制作しています。さらにライブではギターを弾いたり、ハーモニカを吹いたりしていて、楽器を演奏することもあります。
最近では、L’Arc〜en〜Cielはなんでもやる音楽集団と表現して、自身もクリスマスソングの「Hurry Xmas」、R&B調の「XXX」を作っています。
代表曲は「HONEY」「FLOWER」です。
kenはL’Arc〜en〜Cielの中でも、多くの楽曲を作曲しています。特に初期はken作品が特に多かったです。また、ダークな世界観を持った楽曲が特に人気ですが、作風の幅も広くて「MY HEART DRAWS A DREAM」など、王道なロックなども作ることができます。
また、作曲している時は、「無理矢理作ろうとするのではなくて、その時に自分が感じる空気をそのまま曲にしている」というスタンスだといいます。インスピレーションを大切にしている作曲家ですね。
代表曲は「虹」「花葬」です。
tetsuyaはなんといっても、ポップな楽曲を作ることが得意です。いかにして万人受けするかをきちんと考えて楽曲を制作していて、カラオケなどでもよく歌われるような曲も多いです。そのため、シングル曲になっている楽曲が多くあります。
tetsuya自身も「アレンジする上でメロディーがしっかりしていることが大前提」と発言していて、メロディーラインが美しいのが特徴です。一方で、「あなた」などストリングスを効かせた美しいバラードも作曲しています。
ここまでおそらく、計算していて作曲センスとビジネスセンスはピカイチです。
代表曲は「READY STEADY GO」「Link」です。
yukihiroの楽曲は打ち込みの要素が強く、ドラマーだけにドラムパターンまでこだわって作られています。ハウス、ブレイクビーツなどが基になっているマシーンビートをバンドサウンドに取り入れてます。ダンスナンバーなども作ることができます。
また、他のメンバーの原曲を打ち込みでアレンジしたり、yukihiroが原曲を作って他のメンバーと共同でアレンジしたりすることもあります。
代表曲は「trick」「DRINK IT DOWN」です。
編曲
初期はメンバーが楽曲のセルフプロデュースをしていました。それからアレンジャーの西平 彰(にしひら あきら)や佐久間正英(さくままさひで)などを迎えて楽曲のアレンジを行います。
また、現在はプロデューサーとして、岡野ハジメが参加しています。
影響
L’Arc〜en〜Cielのメンバーが影響を受けたのは以下のアーティストです。
hyde | DEAD ENDなど |
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ken | Ozzy Osbourneなど |
tetsuya | Michael Schenkerなど |
yukihiro | Radioheadなど |
洋楽に影響を受けているメンバーが多いですね。バンドの顔となるhydeの歌い方はDEAD ENDのボーカルである、MORRIEに影響を強く受けています。特に初期の頃のオペラのような歌い方はMORRIE感が出ていますね。
ビジュアル
後述しますが、L’Arc〜en〜Cielのメンバーはビジュアル系であることをあまり好んでいません。また、ビジュアルはメイクとすっぴんを使い分けています。特にメンバーによってメイクの幅が激しくて、個性が出ています。
ボーカルのhydeは基本的に髪型も編み込みや金髪など派手で、濃いめのメイクをしています。また、ベースのtetsuyaは緑色など派手な髪型が話題になります。
ギターのkenは無精ヒゲを生やしたワイルドなスタイルです。yukihiroは短髪で立ち上げた髪型や、一方で女性のように長いロングヘアにも挑戦していることもあって、メイクは薄めですが独特のビジュアルです。
作曲センス同様に被らないビジュアルもL’Arc〜en〜Cielの魅力ですね。
ライブパフォーマンス
L’Arc〜en〜Cielのライブパフォーマンスはロックバンドとポップアイドルのいいところの両方を取り込んでいます。激しい曲ではオーディエンスを煽ってハードなバンド感を出しています。
一方で、スクリーンを使ってアイドルのライブのようにエンタメに長けたステージングもしています。このバランスのよさが、コアなファンと、一般的なファンの両方を取り込んでいるのかもしれません。
L’Arc〜en〜Cielの活動
偉業
L’Arc〜en〜Cielの楽曲はオリコンのランキングでも上位に入り、ドラマやアニメのタイアップにもなっています。
また、紅白歌合戦などの音楽番組に出演して、ライブでは東京ドームのみならず、ロックの聖地であるNYの「MADISON SQUARE GARDEN」で公演も行っています。日本人初となる単独公演でした。
日本だけではなく、世界中で人気のあるバンドなので、大成功しているロックバンドと言っても過言ではありません。
結成秘話
hydeは1988年から89年まで「Kiddy Bombs(キディボムズ)」というバンドで活動していました。(本人は正式所属していないと言及)しかしながら、同時にバンドの伸び悩みも感じていました。また、その頃、L’Arc-en-Cielのドラム担当になるperoと出会います。
Kiddy Bombsはその後、解散して、hydeは1990年頃に「Jelsarem’s Rod(ジェムサレムズロッド)」というバンドを結成します。メンバーにはperoもいました。このバンドに所属していた頃、hydeはベースのtetsuyaに出会います。
当時、tetsuyaはhydeとバンド結成の話を持ちかけましたが、Jelsarem’s Rodを結成した直後だったのでhydeはこれを断っていました。しかしその後、Jelsarem’s Rodは伸び悩みしてしまいます。
一方のtetsuyaは諦めずに、hydeをバンドに誘っていました。そして、ある時にhydeはtetsuyaとセッションして、tetsuyaとの組み合わせに確かな手応えを感じます。
そして、1991年にJelsarem’s Rodを解散して、tetsuyaと、ギターのhiro、ドラムのperoと一緒にL’Arc~en~Cielを1991年2月頃、兵庫県西宮北口駅のスタジオで結成することになります。
ちなみに、tetsuyaが発した「自分とバンドをやっていた方が絶対にhydeのためになる」という言葉にhydeは心を打たれて、L’Arc〜en〜Ciel結成を決意するのでした。
活動記録
結成初期
1991年にL’Arc〜en〜Cielが結成されて、ファーストライブは「難波ロケッツ」で開催されます。対バン形式ながら100人以上を動員します。また、9月27日に同所で行われた初のワンマンライブでは300人以上の動員しました。
しかし、ライブ数は多くなく、tetsuyaは「ライブの本数を絞る」戦略をとって、口コミによる拡散を狙っていました。また、ライブ会場では音源を発売せず、ライブのみで披露し、自分たちが納得するタイミングまで音源は出さないと決めていました。
1992年〜1993年:インディーズ時代
L’Arc〜en〜Cielは1992年3月、オリジナルビデオ「L’Arc-en-Ciel」のプレゼントライブを大阪と東京で開催します。そして、6月12日の難波ロケッツ公演で、ギタリストのhiroが脱退します。
6月25日の新宿ロフトライブでtetsuyaと学生時代に親交のあったkenがギタリストとして加入します。
この頃、アルバムのレコーディングを行いましたが、クオリティの問題と、脱退したhiroが「自分の曲を使わないでほしい」と要求があり、アルバムは幻になります。
また、当時の所属事務所とこのレコーディングが白紙になった件でトラブルとなり、デンジャークルーに移籍します。
そして、シングル「Floods of tears/夜想花」を発売して、レコーディング費用を回収します。また、1992年12月30日に大阪ミューズホールのライブをもって、ドラマーのperoが脱退します。
その後、1993年1月16日に心ドラマー のsakuraが加入して、1stアルバム「DUNE」をリリースします。週間オリコンインディーズアルバムチャートでは1位を記録しました。
また、1993年夏にキューン・ソニーレコードと契約を結びます。CDショップでアルバイトをしていたtetsuyaがたまたま担当の人と一緒になり、契約に発展しました。
1994年〜1997年:メジャーデビュー初期からSakura脱退まで
L’Arc〜en〜Cielは1994年7月1日にビデオシングル「眠りによせて」でメジャーデビューします。そして、7月14日に2ndアルバム「Tierra」、10月21日にシングル「Blurry Eyes」を立て続けに販売します。
ちなみに当時は、「ライブや広告でメジャーデビューを発表するトレンドが嫌」という理由で静かにメジャーデビューします。
また、その後、国ライブツアー「Tour Sense of time ’94」を開催しますが、動員数がよくありませんでした。そのため、スタッフに任せていたライブの会場決めやプロモーションをセルフで行うようになります。
そして、1995年1月に公式ファンクラブ発足記念ライブツアー「Ciel/winter ’95」を開催します。また、5月にライブツアー「in CLUB ’95」を行います。
この頃からバンドの戦略を少し変えて、未発表の楽曲をライブで披露して、それを宣伝にライブのプロモーションを行います。また、9月に3rdアルバム「heavenly」をリリースして、ツアー「TOUR heavenly ’95」で日本武道館公演を成功させます。
その後、1996年5月にライブ「Kiss me heavenly deadly ’96 REVENGE」を開催して、東京ベイNKホールでの公演をソールドアウトで成功させます。そして、10月17日にヒット曲となるシングル「flower」をリリースします。
そして、12月に4thアルバム「True」を発売して、メジャーデビュー後で初のオリコン週間アルバムチャート1位を記録します。
しかし、1997年2月にドラマーのsakuraが覚せい剤取締法違反で逮捕されます。この影響で活動は停止して、全てのシングル・アルバム・映像作品の出荷も一時停止します。
1997年〜1999年:活動停止から事実上の活動休止まで
L’Arc〜en〜Cielはsakuraの逮捕後、「曲作りとリフレッシュ」の名目で渡英します。この時にyukihiroとセッションをします。そして、復活後の1997年10月にシングル「虹」をリリースします。
また、同年12月にL’Arc〜en〜Cielのコピーバンド「the Zombies」を期間限定で結成します。この名前でライブ「Live Tour NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS EVE」を東京と大阪で開催します。
そして、12月23日には、ライブ「L’Arc〜en〜Ciel 1997 REINCARNATION」を自身初の東京ドームで行います。チケットが4分で完売しました。tetsuyaはこの時を振り返って、「賭けでL’Arc〜en〜Cielはよくなったと思わせたかった」と語っています。
そして、1998年1月1日にサポートドラマーだったyukihiroが正式に加入します。直後にシングル「winter fall」を発売して、週刊オリコンチャートで1位を記録します。そして、5thアルバム「HEART」を発売します。
また、同時期にL’Arc〜en〜Cielの海賊版音源がアジアで出回り始めたこともあって、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポールのアジア6ヶ国において「HEART」は発売されました。
そして、1998年5月に全国45都市56公演のホールツアー「Tour’98 ハートに火をつけろ!」を行います。
また、音源のリリースも積極的に行います。1998年7月に「HONEY」「花葬」「浸食 〜lose control〜」のシングル3作を同時発売します。そして、週刊オリコンチャートの1位と2位を独占します。また、「HONEY」「花葬」の2作がミリオンセラーになります。
特に「HONEY」は、全日本有線放送大賞となり、NHK紅白歌合戦で披露されました。
そして、10月には「snow drop」「forbidden lover」のシングル2作を2週連続発売します。オリコンチャート史上初の2度目のシングルチャート1位と2位の独占を達成して話題を呼びます。
ちなみに、この年にリリースしたシングル7作全てがオリコン年間シングルランキングTOP30入りします。
その後、1999年7月に6thアルバム「ark」と7thアルバム「ray」のアルバム2作を同時発売します。日本を含め、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンのアジア7ヶ国でリリースされました。
また、2作合わせ初動300万枚以上、トータルセールス600万枚以上を売り上げてさらに両方ともオリコン歴代アルバムランキングTOP100にランクインしました。
一方でこの頃、マーケティング手法も変わります。「坊主頭のメンバーの写真」など、思わず多くの人が注目するインパクトある方法で話題になりました。
また、1999年7月から初の野外ライブツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」を全国6都市で開催します。各会場に特設ステージを設置してライブが行われました。
全12公演で65万人を動員して、8月21日、22日の東京・東京国際展示場 駐車場特設ステージ公演では、自己最多動員数となる12万5千人 (両日25万人)を動員します。
それから、1999年12月31日には自身初のカウントダウンライブ「RESET>>LIVE *000」を行います。そしてすぐに両A面シングル「NEO UNIVERSE/finale」、同年7月にはシングル「STAY AWAY」をリリースします。
この楽曲のMVのダンスが話題となり、音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」主催の音楽賞「SPACE SHOWER Music Video Awards 00」において「BEST VIDEO OF THE YEAR」を受賞しました。
また、同年8月に8thアルバム「REAL」を発売して、5作連続ミリオンセラーを記録します。その後、同年10月からはライブハウスツアー「CLUB CIRCUIT 2000 REALIVE」、自身初の4大ドームツアー「TOUR 2000 REAL」を行います。
2001年に自身初のベストアルバム「Clicked Singles Best 13」を発売します。本作でシングル・アルバムを通じて11作目となるミリオンセラーとなりました。また、9月にシングル「Spirit dreams inside -another dream-」を発売します。
同時期にtetsuya・yukihiro・hydeが相次いで個人活動を開始します。
そのため、実質的な活動休止状態になります。また、解散説も流れます。この時を振り返って、tetsuyaは活動を停止する理由がたくさんあって、hydeが脱退を考えていたり、tetsuyaが環境改善をしようとしていたと振り返っています。
1999年〜2011年:活動再開から活動休止まで
約2年半の個人活動を経て、2003年6月に国立代々木競技場で「Shibuya Seven days 2003」を開催します。この時に今後の活動予定を発表して解散が否定されます。
2004年2月にシングル「READY STEADY GO」を発売します。テレビアニメ「鋼の錬金術師」のオープニングテーマでした。そして、同年3月に9thアルバム「SMILE」を発売します。さらに、5月からアリーナツアー「SMILE TOUR 2004」を行います。
また、2004年7月31日にアメリカのアニメコンベンション「OTAKON 2004」の一環として「L’Arc〜en〜Ciel Live in USA」を開催します。1万1100人を動員しました。
2005年5月18日にシングル「叙情詩」を発売します。MVは第9回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門の審査委員会推薦作品に認定されます。また、同年6月に10thアルバム「AWAKE」を発売します。
その後、初のアジアツアー「ASIALIVE 2005」を行い、ソウル、上海などでライブします。
そして、2006年8月には「Blurry Eyes」から「forbidden lover」までのシングル14作の12cmCDシングル盤と、sakura逮捕が原因で発売中止になったシングル「the Fourth Avenue Café」を発売します。
その後、2006年11月25日・26日には、結成15周年を記念したライブ「15th L’Anniversary Live」を東京ドームにて開催します。
そして、2007年5月にはシングル「SEVENTH HEAVEN」を発売します。それから8月にシングル「MY HEART DRAWS A DREAM」を発売し、SUBARU「レガシィ」のCMソングになりました。その後、同年12月に11thアルバム「KISS」を発売します。
2007年12月からライブツアー「TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS」を行います。
このツアーでは、童話「不思議の国のアリス」を題材にした演出やセットが組まれました。その後、2008年4月にシングル「DRINK IT DOWN」を発売します。
ゲームソフト「デビルメイクライ4」の主題歌になりました。それから上海、台北、パリ、ソウル、香港、大阪、東京の世界7都市を廻るライブツアー「TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜」を開催します。また、5月9日にフランスのパリでライブを行います。
そして、同年5月13日の読売新聞朝刊記事で、シングル「NEXUS 4/SHINE」の発売、および上記ツアー終了を持って結成20周年となる2011年までライブ活動を休止することが発表されます。
しかし、2010年にカバー楽曲「I Love Rock’n Roll」を配信リリースしたり、シングル「BLESS」を発売したりします。この楽曲はバンクーバーオリンピック・パラリンピックのNHK放送テーマソングになりました。また、同年のNHK紅白歌合戦に出演します。
2011年〜:個人活動からの復活から現在まで
2011年1月1日にニューイヤーライブ「L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary Starting Live “L’A HAPPY NEW YEAR!”」を行います。このライブではTwitterとUstreamで生配信が行われます。
2011年5月28日、29日に結成20周年記念ライブ「20th L’Anniversary LIVE」を味の素スタジアムで開催します。
セットリストは初日公演で結成から1998年までにリリースされたアルバムの楽曲、最終日公演では1999年発売のアルバムから当時の最新楽曲を中心に披露します。
また、この公演の金額を全て、東日本大震災の被災地への義援金として寄付することを表明します。
さらに、同年9月10日からライブツアー「20th L’Anniversary TOUR」を全国5都市で開催します。その後、2012年2月に12thアルバム「BUTTERFLY」を発売します。
そして2012年3月からは、香港、バンコク、上海、台北、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、ジャカルタ、ソウル、ホノルル等、世界10カ国14都市を廻るワールドツアー「WORLD TOUR 2012」を開催します。
同年3月25日には、アメリカ・ニューヨークにあるマディソン・スクエア・ガーデンにおいて、日本人ミュージシャンとして初となる単独公演を行います。
hydeは「今までのライブの中で一番覚悟が違って、日本の旗を持ってきてライブをした気分だった」と振り返っています。
また、ツアーの追加公演で横浜、大阪、東京の国内3都市で野外ライブツアー「20th L’Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL」が行われます。
5月26日・27日には、ミュージシャンとしては史上4組目、ロックバンドでは初の国立霞ヶ丘陸上競技場(通称・国立競技場)公演を行います。
2014年3月に2度目の国立競技場ライブ「L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2014 at 国立競技場」を行います。両を16万人を動員します。国立競技場でのライブにおいて史上最多記録でした。
また、同年5月にライブイベント「SAYONARA 国立競技場FINAL WEEK JAPAN NIGHT」に出演します。L’Arc〜en〜Cielは最終日のトリでした。
その後、同年12月にワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画「Over The L’Arc-en-Ciel」が公開されます。同年公開された音楽ドキュメンタリー映画の中で、最速となる興業収入1億円突破を記録しました。
それから、2015年9月に大阪・夢洲でライブ「L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L’ArCASINO」を開催します。
2016年9月には新曲「Don’t be Afraid」の完成を発表します。映画「バイオハザード: ザ・ファイナル」の日本語吹替版主題歌になりました。
また、世界初のVRミュージックビデオ「Don’t be Afraid -Biohazard×L’Arc-en-Ciel on PlayStation VR-」をPlayStation VR向けで配信します。
そして、2017年4月8日、9日には、結成25周年を記念ライブ「25th L’Anniversary LIVE」を東京ドームで開催します。
2018年には自身初のクリスマスライブ「L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2018 L’ArChristmas」を開催します。前「冬」をテーマにした楽曲を中心にセットリストが組まれました。
また、この頃L’Arc〜en〜Cielの音源発表の低下、個人活動の増加などで再び解散説が流れます。そして、2019年9月1日にL’Arc〜en〜Cielの公式Twitterに「20190902 4:00」というメッセージを掲載します。
その結果、2020年に8年ぶりとなるライブツアーを開催することを発表します。また、同年12月2日に公式YouTubeチャンネルを開設し、12月11日に一部楽曲のMVを公開、ライブ映像のプレミア配信を開始します。
また、サブスクリプションに楽曲を配信されるようになります。
2020年1月からライブツアー「ARENA TOUR MMXX」を3都市8公演で開催します。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月28日から3月5日に開催予定だった4公演を中止します。
L’Arc〜en〜Cielの音源
おすすめ曲
L’Arc〜en〜Cielの楽曲数は数多く、人気曲もたくさんあります。おすすめの代表楽曲を3つ紹介します。
瞳の住人
「瞳の住人」は2004年3月3日発売の23rdシングルです。エクシング「ポケメロJOYSOUND」のCMソングで、週間オリコンチャート1位を記録しました。バラードでhydeの高音の裏声がさらにバラードの感動を高めてくれます。
2004年3月31日発売の9thアルバム「SMILE」に収録されています。
Pieces
「Pieces」は1999年6月2日発売の16thシングルです。ソーテック「e-one 433」のCMソングで週間オリコンチャート1位を記録しました。綺麗なバラードです。L’Arc〜en〜Cielには他のバラードもありますが、この曲も人気です。
1999年7月1日発売の6thアルバム「ark」に収録されています。
DIVE TO BLUE
「DIVE TO BLUE」は1998年3月25日発売の9thシングルです。「NTTパーソナル関西」のCMソングで週間オリコンチャートで2週連続で1位を記録しました。L’Arc〜en〜Cielらしいポップな感じになっていて、気分も晴れます。
1999年7月1日発売の6thアルバム「ark」に収録されています。
人気曲
本サイトでは独自の人気曲調査を行いました。その中からトップ10を見てみましょう。
第1位:HONEY
「HONEY」は1998年7月8日発売の10thシングルです。「NTTパーソナル関西」のCMソングで、週間オリコンチャート1位を記録しました。カラオケでも大人気の曲ですね。メロディセンスも最高です。
1999年7月1日発売の7thアルバム「ray」に収録されています。
第2位:Driver’s High
「Driver’s High」は1999年8月11日発売の17thシングルです。アニメ「GTO」のオープニングテーマで、週間オリコンチャート2位を記録しました。カラオケの定番曲でドライブに行きたくなるような曲です。
1999年7月1日発売の6thアルバム「ark」に収録されています。
第3位:flower
「flower」は1996年10月17日発売の5hシングルです。スポーツ番組「プロ野球ニュース」のテーマソングでした。週間オリコンチャート5位を記録しました。片思いの恋愛ソングでhydeのハーモニカもいいですね。
1996年12月12日発売の4thアルバム「True」に収録されています。
第4位:READY STEADY GO
「READY STEADY GO」は2004年2月4日発売の22ndシングルです。アニメ「鋼の錬金術師」のオープニングテーマで週間オリコンチャート1位を記録しました。ポップな曲でかなり盛り上がります。tetsuyaのコーラスも聴きどころです。
2004年3月31日発売の9thアルバム「SMILE」に収録されています。
第5位:花葬
「花葬(かそう)」は 1998年7月8日発売の11thシングルです。バラエティ番組「真相究明!噂のファイル」のエンディングテーマで、週間オリコンチャート4位を記録しました。とてもダークな雰囲気で世界観がhydeのボーカルに合っている曲です。
1999年7月1日発売の7thアルバム「ray」に収録されています。
第6位:winter fall
「winter fall」は1998年1月28日発売の8thシングルです。ドラマ「シカゴ・ホープ2」のイメージソングで、週間オリコンチャート1位を記録しました。幻想的な雰囲気の曲で、hydeの高音が最高です。
1998年2月25日発売の5thアルバム「HEART」に収録されています。
第7位:STAY AWAY
「STAY AWAY」は2000年7月19日発売の20thシングルです。資生堂「ピエヌ」のCMソングで週間オリコンチャート2位を記録しました。ノリがいい曲です。この曲はダンスが有名ですね。ダンスを完コピしている人もいます。
2000年8月30日発売の8thアルバム「REAL」に収録されています。
第7位:虹
「虹」は1997年10月17日発売の7thシングルです。映画「劇場版 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌」のオープニングテーマで、週間オリコンチャート3位を記録しました。
「花葬」と同じくダークな世界観を持った1曲です。hydeの高音が特に目立つ曲です。
1998年2月25日発売の5thアルバム「HEART」に収録されています。
第9位:Blurry Eyes
「Blurry Eyes」は1994年10月21日発売の1stシングルです。アニメ「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」のオープニングテーマでした。幻想的な雰囲気ですが、ノリも良くて聴きやすいです。
1994年7月14日発売の2ndアルバム「Tierra」に収録されています。
第9位:snow drop
「snow drop」は1998年10月7日発売の13thシングルです。ドラマ「走れ公務員!POLICE WOMAN」の主題歌でした。まさに雪が降るような幻想的な世界を表現している楽曲です。
1999年7月1日発売の7thアルバム「ray」に収録されています。
L’Arc〜en〜Cielのエピソード
ポップジャム事件
L’Arc〜en〜Cielは1999年4月19日に音楽番組「ポップジャム」の5月1日放送分の収録に参加します。本来2曲演奏予定でしたが、1曲だけで演奏を中止します。
MCの爆笑問題がメンバーに対して「ヴィジュアル系」と発言した結果、起こりました。特に「tetsuyaは不機嫌で、演奏を行わなかったり、ベースを雑に扱ったりした」と報じられましたが、tetsuyaはこれを否定します。
tetsuyaは後に、「事務所やスタッフを通して番組側に出演時の要望を伝えていたが、それが伝わっておらず、収録できないと判断して中断した」と言っています。
一方で後に爆笑問題側は、「何も怒っておらず、L’Arc〜en〜Cielは丁寧に謝って帰った」とコメントしています。
また、その後、L’Arc〜en〜CielはNHKのオリンピックテーマを演奏していて、爆笑問題とも関係は良好です。しかし、自分たちのレコード会社とはトラブルがあったことを認めています。
しかしながら、tetsuyaは自分たちが「ヴィジュアル系」と呼ばれることは一貫して否定しています。
CDショップに「L’Arc〜en〜Cielの商品はヴィジュアル系のコーナーに展開せず、J-POP・ROCKのコーナーに展開して下さい。」という内容の書類がレコード会社から送られていたことがあるほどです。
なぜ、そこまで嫌うのかというと、tetsuyaのビジュアル系に対する考えにありました。tetsuyaは、ビジュアル系のアーティストは、音楽的には大したことなく、見た目で勝負してると捉えられるかもしれないと考えています。
また、tetsuyaが雑誌を見ていた時に、自分たちが「ビジュアル系」の欄に掲載されているのに驚きました。自分たちがビジュアル系に位置付けられると、同じように偏見を持たれるのではないかと思っているといいます。
しかし、メイクや髪型を整えたりすることには、全く抵抗がないそうです。
また、他のメンバーもやや否定的な見方をしています。
hydeはビジュアル系の音楽に影響を受けていて、「ルックスも音楽もいい」と言ってもらうのが1番嬉しいと感じていますが、一方で嫌悪感もあってある種の諦めもあったといいます。
また、yukihiroは前バンド時代に「ビジュアル系」と言われることを嫌っていて、L’Arc〜en〜Cielはビジュアル系バンドではないと発言しています。
一方でkenはそこまで否定しておらず、「この人、音楽は良いけど顔ダサい」と言われるよりはいいという考えを持っています。
ちなみに、2016年にX JAPANのYOSHIKIがビジュアル系バンドのフェス「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」を主宰しましたが、L’Arc〜en〜Cielとしては出演しておらず、tetsuya以外のメンバー3人がソロで出ていました。
Sakuraの脱退
ネット上や表向きは「音楽性の違い」でSakuraは脱退したということになっています。しかし、1997年2月24日にSakuraは覚醒剤取締法違反で現行犯逮捕されたことによって脱退したという見方の方が有力です。
L’Arc~en~Cielは前年の1996年には、「flower」「Lies and Truth」を発売して、1997年の1月には日本武道館でライブを成功させています。これからヒット街道を行くという矢先に事件が起こりました。
1997年2月27日に裁判所から逮捕の事実が事務所へ行き渡って、メンバーでの緊急ミーティングが開かれました。その後、数回ミーティングをします。
当時はネットも今ほど発達していなかったので、事件の第一報を伝えたのは読売新聞でした。事件から2週間近く経った3月11日に報道されます。
事件の影響は大きく、夏前に発売予定だったニューシングルのレコーディングが延期になったり、野外ライブイベントへの出演が中止になったりしました。
その後保釈されたSakuraが3月29日にメンバーと会合をします。それから約1ヶ月後の4月18日にメンバーのコメントが発表されます。そして、1997年5月1日にsakuraに懲役2年・執行猶予3年の判決が言い渡されます。
L’Arc~en~Cielはその後も活動休止を余儀なくされ、10月17日にようやくシングル「虹」をリリースして表舞台に復活します。それで11月4日に正式にSakuraが脱退したという事件の経緯です。
ちなみに1998年1月1日に現ドラマーのyukihiroが加入しました。
パートチェンジ
L’Arc〜en〜Cielはライブなどでパートチェンジをしてパフォーマンスをすることがあります。代表的なパートチェンジバンドは3つあります。
「KIOTO」は1995、1996年のライブでのみ披露されたTOKIOのコピーバンドで、「LOVE YOU ONLY」をカバーします。「TOKIOのリーダー、城島茂の公認バンド」で「バンドの詳細は謎に包まれている」という設定です。
「D’ARK〜EN〜CIEL」は1996、1997年のライブで披露されたメタルバンドです。この名義でオリジナル曲を作曲して、2006年8月30日発売の「the Fourth Avenue Café」のカップリングに収録されていました。
「P’UNK〜EN〜CIEL」は2004年から2011年に活動していたL’Arc〜en〜Cielのカバーバンドです。L’Arc〜en〜Cielの楽曲をパンク、ハードロック、ヘヴィメタル調にアレンジしていmした。
その他にも、ライブイベントの演出のひとつとして、メンバー全員がギターボーカル演奏をしたり、全員がギターを弾いたりすることもあります。
まとめ
今回はL’Arc〜en〜Cielについてご紹介しました。謎の多いビジュアル系ですが、バンドの経歴や作品を通して歴史を知ると、もっとL’Arc〜en〜Cielが好きになりますね。
ぜひ、参考にしてみてください。
L’Arc〜en〜Cielの最新情報は以下のサイトでチェックできます。
ディスコグラフィー
シングル
発売順 | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
Indies | 1992年11月25日 | Floods of tears/夜想花 |
1st | 1994年10月21日 | Blurry Eyes |
2nd | 1995年7月6日 | Vivid Colors |
3rd | 1995年10月21日 | 夏の憂鬱 [time to say good-bye] |
4th | 1996年7月8日 | 風にきえないで |
5th | 1996年10月17日 | flower |
6th | 1996年11月21日 | Lies and Truth |
7th | 1997年10月17日 | 虹 |
8th | 1998年1月28日 | winter fall |
9th | 1998年3月25日 | DIVE TO BLUE |
10th | 1998年7月8日 | HONEY |
11th | 1998年7月8日 | 花葬 |
12th | 1998年7月8日 | 浸食 〜lose control〜 |
13th | 1998年10月7日 | snow drop |
14th | 1998年10月14日 | forbidden lover |
15th | 1999年4月21日 | HEAVEN’S DRIVE |
16th | 1999年6月2日 | Pieces |
17th | 1999年8月11日 | Driver’s High |
18th | 1999年10月27日 | LOVE FLIES |
19th | 2000年1月19日 | NEO UNIVERSE/finale |
20th | 2000年7月19日 | STAY AWAY |
21st | 2001年9月5日 | Spirit dreams inside -another dream- |
22nd | 2004年2月4日 | READY STEADY GO |
23rd | 2004年3月3日 | 瞳の住人 |
24th | 2004年6月2日 | 自由への招待 |
25th | 2005年1月13日 | Killing Me |
26th | 2005年4月6日 | New World |
27th | 2005年5月18日 | 叙情詩 |
28th | 2005年7月20日 | Link |
29th | 2006年8月30日 | the Fourth Avenue Café |
30th | 2007年5月30日 | SEVENTH HEAVEN |
31st | 2007年8月29日 | MY HEART DRAWS A DREAM |
32nd | 2007年10月10日 | DAYBREAK’S BELL |
33rd | 2007年11月14日 | Hurry Xmas |
34th | 2008年4月2日 | DRINK IT DOWN |
35th | 2008年8月27日 | NEXUS 4/SHINE |
36th | 2010年1月27日 | BLESS |
37th | 2011年6月29日 | GOOD LUCK MY WAY |
38th | 2011年10月12日 | X X X |
39th | 2011年12月21日 | CHASE |
限定 | 2014年8月13日 | EVERLASTING |
40th | 2015年12月23日 | Wings Flap |
41st | 2016年12月21日 | Don’t be Afraid |
アルバム
発売日 | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
1st | 1993年4月10日 | DUNE |
2nd | 1994年7月14日 | Tierra |
3rd | 1995年9月1日 | heavenly |
4th | 1996年12月12日 | true |
5th | 1998年2月25日 | HEART |
6th | 1999年7月1日 | ark |
7th | 1999年7月2日 | ray |
8th | 2000年8月30日 | REAL |
9th | 2004年3月31日 | SMILE |
10th | 2005年6月22日 | AWAKE |
11th | 2007年11月21日 | KISS |
12th | 2012年2月8日 | BUTTERFLY |
ベストアルバム
発売日 | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
1st | 2001年3月14日 | Clicked Singles Best 13 |
2nd | 2003年3月19日 | The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1994-1998 |
2003年3月19日 | The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1998-2000 | |
2003年3月19日 | The Best of L’Arc〜en〜Ciel c/w | |
3rd | 2010年3月10日 | QUADRINITY 〜MEMBER’S BEST SELECTIONS〜 |
4th | 2011年2月16日 | TWENITY 1991-1996 |
2011年2月16日 | TWENITY 1997-1999 | |
2011年2月16日 | TWENITY 2000-2010 | |
2011年3月9日 | TWENITY BOX |
ライブビデオ
発売日 | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
自作 | 1992年3月10日 | L’Arc-en-Ciel |
1st | 1996年3月21日 | heavenly 〜films〜 |
2nd | 1998年12月23日 | ハートに火をつけろ! |
3rd | 1999年12月1日 | 1999 GRAND CROSS CONCLUSION |
4th | 2001年6月20日 | CLUB CIRCUIT 2000 REALIVE -NO CUT- |
5th | 2003年12月17日 | 7 |
6th | 2004年12月8日 | LIVE IN U.S.A 〜at 1st Mariner Arena July 31, 2004〜 |
7th | 2005年6月1日 | SMILE TOUR 2004 〜全国編〜 |
8th | 2005年12月14日 | AWAKE TOUR 2005 |
9th | 2006年6月21日 | ASIALIVE 2005 |
10th | 2007年9月12日 | 15th L’Anniversary Live |
11th | 2008年4月2日 | Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ! in OKINAWA |
12th | 2008年8月27日 | TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS |
13th | 2009年5月20日 | LIVE IN PARIS |
14th | 2010年3月31日 | TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜 |
15th | 2011年12月28日 | 20th L’Anniversary LIVE -Complete Box- |
16th | 2012年12月26日 | WORLD TOUR 2012 LIVE at MADISON SQUARE GARDEN |
17th | 2013年3月20日 | 20th L’Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL LIVE at 国立競技場 |
ライブ
年 | タイトル | 会場 |
---|---|---|
1991年 – 1992年 | L’Arc〜en〜Ciel | 全28公演 1991年 |
1993年 | SONIC GIG | 3月11日 恵比寿GUILTY |
SONIC GIG II | 4月27日 恵比寿GUILTY | |
Close by DUNE | 全10公演 6月14日 広島WOODY STREET | |
Close by DUNE FINAL | 8月1日 日清パワーステーション | |
FEEL OF DUNE | 全14公演 11月9日 KYOTO MUSE | |
1994年 | ノスタルジーの予感 | 全3公演 4月3日 渋谷公会堂 |
L’Arc〜en〜Ciel Tour Sense of time ’94 | 全8公演 7月14日 大阪郵便貯金会館 | |
1995年 | Ciel/winter ’95 | 全4公演 1月24日 大阪国際交流センター |
L’Arc〜en〜Ciel in CLUB ’95 | 全20公演 5月21日 熊谷VOGUE | |
L’Arc〜en〜Ciel DAY 「RendezVous」前夜祭 | 7月29日 渋谷公会堂 | |
L’Arc〜en〜Ciel TOUR heavenly ’95 | 全9公演 9月8日 仙台市民会館 | |
L’Arc〜en〜Ciel The other side of heavenly ’95 | 全3公演 12月12日 BAYSIDE Jenny | |
L’Arc〜en〜Ciel TOUR heavenly ’95 final | 12月27日 日本武道館 | |
1996年 | L’Arc〜en〜Ciel Kiss me deadly heavenly ’96 | 全25公演 4月3日 結城市民文化センター |
L’Arc〜en〜Ciel Kiss me heavenly deadly ’96 REVENGE | 5月26日 東京ベイNKホール | |
L’Arc〜en〜Ciel BIG CITY NIGHTS ROUND AROUND ’96 | 全5公演 8月26日 日本武道館 | |
Carnival of True Eve | 12月19日 日清パワーステーション | |
1996年 – 1997年 | FRESH LIGHT PRESENTS L’Arc〜en〜Ciel CONCERT TOUR ’96〜’97 Carnival of True | 全10公演 1996年 |
1997年 | Live Tour NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS EVE | 全3公演 12月16日 赤坂BLITZ |
L’Arc〜en〜Ciel 1997 REINCARNATION | 12月23日 東京ドーム | |
1998年 | L’Arc〜en〜Ciel Tour ’98 ハートに火をつけろ! | 全56公演 5月1日 よこすか芸術劇場 |
1999年 | L’Arc〜en〜Ciel 1999 GRAND CROSS TOUR | 全12公演 7月17日 大阪コスモスクエア 特設ステージ |
Tu-Ka PRESENTS L’Arc〜en〜Ciel RESET>>LIVE 000 | 12月31日 東京国際展示場 東展示棟第4・5・6ホール | |
2000年 | L’Arc〜en〜Ciel CLUB CIRCUIT 2000 REALIVE | 全10公演 10月8日 赤坂BLITZ |
Yahoo! JAPAN presents L’Arc〜en〜Ciel TOUR 2000 REAL | 全10公演 11月4日 ナゴヤドーム | |
2003年 | Akasaka Zero day | 6月25日 赤坂BLITZ(FC限定) |
L’Arc〜en〜Ciel Shibuya Seven days 2003 | 全7公演 6月28日 国立代々木競技場 第一体育館 | |
2004年 | Sony Music Fes. 2004 スペシャルライブ L’Arc〜en〜Ciel 『SMILE TOUR 2004』前夜祭 | 5月8日 国立代々木競技場 第一体育館 |
L’Arc〜en〜Ciel SMILE TOUR 2004 | 全18公演 5月11日 横浜アリーナ | |
L’Arc〜en〜Ciel Live in USA | 7月31日 ファースト・マリナー・アリーナ (ボルチモア) | |
2005年 | AWAKE TOUR 2005前夜祭 「今夜奇跡が起きる!?」 | 7月28日 LIQUIDROOM |
L’Arc〜en〜Ciel AWAKE TOUR 2005 | 全11公演 8月6日 名古屋市総合体育館 レインボーホール | |
L’Arc〜en〜Ciel ASIALIVE 2005 | 全4公演 9月3日 オリンピックパーク 体操競技場 (ソウル) | |
2006年 | L’Arc〜en〜Ciel 15th L’Anniversary Live | 全2公演 11月25日 東京ドーム |
2007年 | L’Arc〜en〜Ciel Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ! | 全36公演 6月8日 戸田市文化会館(FC限定) |
2007年 – 2008年 | L’Arc〜en〜Ciel TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS | 全14公演 2007年 |
2008年 | L’Arc〜en〜Ciel TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜 | 全10公演 4月19日 上海浦東源深体育場 (上海) |
2011年 | L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary Starting Live “L’A HAPPY NEW YEAR!” | 1月1日 幕張メッセ 国際展示場9-11ホール |
L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary LIVE | 全2公演 5月28日 味の素スタジアム | |
L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary TOUR | 全10公演 9月10日 さいたまスーパーアリーナ | |
2012年 | LE-CIEL会員限定ライブ | 全2公演 2月22日 横浜アリーナ(FC限定) |
L’Arc〜en〜Ciel WORLD TOUR 2012 | 全10公演 3月3日 アジア・ワールド・エキスポ (香港) | |
一夜限りのL’Arc〜en〜Ciel Premium Night | 4月20日 LIQUIDROOM | |
L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL | 全6公演 5月12日 日産スタジアム | |
L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary Year Live in Hawaii | 5月31日 ワイキキシェル (ホノルル) | |
LE-CIEL Presents ハワイ アン シエル Special Live | 6月1日 ワイキキシェル (ホノルル・FC限定) | |
2014年 | L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2014 at 国立競技場 | 全2公演 3月21日 国立霞ヶ丘陸上競技場 |
2015年 | L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L’ArCASINO | 全2公演 9月21日 夢洲野外特設会場 |
2017年 | L’Arc〜en〜Ciel 25th L’Anniversary LIVE | 全2公演 4月8日 東京ドーム |
2018年 | L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2018 L’ArChristmas | 全2公演 12月19日 東京ドーム |
2020年 | L’Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX | 全8公演 1月9日 大阪城ホール |