みなさん、こんにちは。
バンギャのためのV系バンド(ヴィジュアル系)情報まとめサイト『ヴィジュアリズム宮殿』です。
メンバーのプロフィール、メイク、ファッション、髪型のことを盛り込んでもっと好きになるような情報を中心にお届けしております。
今回は2015年に解散した5人組ヴィジュアル系バンド「amber gris」についてご紹介します。
amber grisの基本情報
amber grisとは
活動期間 | 2009年~2015年 |
---|---|
V系カテゴリ | コテオサ系 |
音楽性 | ロック、メロディアスな歌モノ |
所属事務所 | 無所属 |
amber grisはボーカル手鞠を中心に2009年2月に結成されます。
事務所無所属の自主体制でありながら次々とワンマンツアーやイベントを成功させ、2015年5月の赤坂BLITZでの解散ライブは多くのファンで会場が埋め尽くされました。
メンバー
・ボーカル:手鞠(てまり)
・ギター:kaname(かなめ)
・ギター:wayne(ウェイン)
・ベース:殊(こと)
・ドラム:ラミ
ボーカル:手鞠
10月24日生まれ。血液型B型。
ex.Ruvie(るゔぃえ)のボーカル。
amber grisでは主に作詞、作曲を担当。
amber gris解散後はex.MoranのSoanとのユニット「Soanプロジェクトwith手鞠」で活動(現在活動休止中)
2016年から和登名義でソロプロジェクトバンド「夜-yoru-」を始動。
・旧ブログ:消極系男子の取扱説明書
・現在のブログ:手鞠blog -Rainy days and Mondays-
ギター:kaname
10月12日生まれ。血液型B型。
amber grisのメインコンポーザー。
amber gris解散後は「Sioux」(2019年に解散)でボーカルとして活動、現在は「グロワグロワ」で活動中。
・ブログ:kanametive
ギター:wayne
5月19日生まれ。血液型A型。
amber grisでは主に作曲を担当。
amber gris解散後は極まれにセッションイベントに出演しています。
・ブログ:ウェインとヴィンセント
ベース:殊
3月2日生まれ。血液型A型。
ex.Sugarのベース。
メンバーの中で唯一の女形。
amber gris解散前からLUNA MATTINO(LUNA SEAのコピーバンド)に所属。現在も頻度は少ないですが、ライブ活動をしています。
・ブログ:日々甘党
ドラム:ラミ
7月26日生まれ。血液型O型。
amber gris結成当初は悠真で活動していましたが、2010年にラミに改名。
amber gris解散後はCDショップライカエジソンの店長を経て、現在は大阪のbird’sという店でバーテンダーをしています。
・ブログ:Mr.unknown
解散理由
メンバーのコメント
人気絶頂の中、突然解散を発表したamber gris。
解散を発表した際のメンバーのコメントは以下です。
【vo.手鞠】
ありがとう、も
ごめんね、も
僕が言うと一方的な印象で嫌だから
それは他のメンバーに任せる事にします。それを安心して任せられるメンバーです。
amber gris としてやれる事に終わりが来た
だから結成当初から言っていた、
僕らが信じ、
在るべき姿を以て終わりを迎える事にしました。美しく、醜く、
強く、弱く、
優しく、厳しく、
笑っては、泣いて、
怒っては、また笑う。
温かく、冷たく、
寄り添い、離れて、
愛しては、嫌って、
祈っては、背き、
願っては、唾を吐き、
目覚めては、眠るまるで、ヒトのように
その生涯をとじるのです。その存在が永遠になるかは各々に委ねます。
けれど、
少なくとも僕ら5人の中では
永遠になるでしょう。皆さんにお話出来る時間もあと少しだ
お別れの準備をしなくちゃ。
おどけてみせるのは嫌いじゃないけど、
道化だとは思われたくないね。
祝福の地まで、どれくらい?
そこには誰が待っているのかな?
お腹が空いた雛鳥達は
飛べずに堕ちるだけなのかな?
【gu.kaname】
映画やアニメ、漫画に終わりがある様に、5月27日赤坂BLITZにて「amber gris」と言う約5年半に渡る物語にエンディングを迎えます。
解散と言う言葉にはどうしても辛い思いが付き纏いがちではあるけど、今の僕にとってamber grisと言うバンドを本当の意味でamber grisのまま記憶や作品として残す最善の方法だと深く理解出来ます。これからamber grisと言う作品の後編が始まります。どうかより多くの方にこの物語、作品の結末を肌に感じて頂き、何か残す事が出来たらと願っております。
一個人としてamber grisを今後もずっと愛す為の決断だとお許し下さい。
メンバーでありファンである、僕にとってamber grisはそんな存在です。
愛してる故に完璧でありたい。
我儘な想いでしがみ付く訳には行かない。あぁ、本当に好きだよamber grisもフラニーも。
【gu.wayne】
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす希望なんて無くったって、人は息をしている。
それに名前を付けてごらん。
それを声に出して呼んでごらん。名前を呼ぶ人がいる間だけ、それは確かにそこに存在する。
【ba.殊】
活動を終える時が来ました。
始まりがあれば終わりがあり、今がその時とみんなで出した結論です。残る時間は3ヶ月と短いですが、みんなと一緒に今までで一番密度の詰まった3ヶ月にしたい。
永遠に続く走馬灯のように、濃密な時間を。
5人の灯を見守ってくれている、フラニー達の声をたくさん聞かせて下さいね。
全力で答えます。
【dr.ラミ】
親愛なるFrannyへ
そろそろ行かなくちゃ。お別れの時間までFrannyと過ごしたい。
僕らの庭でお話をしよう?だから
そばにいて。
メンバーからのコメントを読む限り明確な解散理由は書かれていません。
解散発表をしたライブや、解散ライブでもメンバーから具体的な解散理由は語られませんでした。
amber grisの音楽性
音楽性
amber grisの楽曲は耳障りの良いメロディアスな歌モノが多く、ハードロックやメタルからはかけ離れた音楽性です。
大きな特徴としては同期が一切使われていないところです。
西洋の片田舎を彷彿とさせる世界観がamber grisの魅力で、特に1stフルアルバム「pomander」ではその要素が存分に詰め込まれています。
こちらは「pomander」の代表曲「feel me」のPVです。
異国情緒あふれる美しい映像が楽曲とマッチしています。
ツインギターのアンサンブルと手鞠の優しく包み込むような歌声に癒されます。
手鞠の歌詞も物語の情景が頭の中に浮かんできてリアルです。
2ndフルアルバムの「AROUND CHILDREN」では前作の「pomander」に比べ、ロック調の曲が多く見受けられます。
こちらは先行シングルの「bright or blind」のPVです。
ロックテイストで疾走感がある仕上がりになっており、メンバーの演奏シーンがスタイリッシュです。
こちらは2013年にリリースされた4thシングル「this cloudy」のPVです。
キャッチーでメロディアスなサビが特徴で、歌詞とPVに物語性があります。
こちらはミニアルバム「Across the blow」に収録されている「from mouth」のPVです。
「this cloudy」と同様にamber gris王道のキャッチーさが散りばめられていますが、歌詞とメロディは切なくて淡い世界観が特徴的な楽曲です。
amber grisのビジュアル
amber grisのビジュアルは全員メイクが濃く、オサレ系寄りです。
曲をリリースする度にメンバー全員のビジュアルが変わります。
比較的メンバーの衣装の自由度は高く、とはいえメンバー全員が集まると統一感があってバランスがとれています。
ライブパフォーマンス
疾走感のある曲では意外にもメンバー全員がアグレッシブな動きをし観客を沸かせます。 観客側はヘドバンや拳を上げメンバーの煽りに応えます。
反対にミディアムテンポの曲では、amber grisが創り出す物語の中に入り込んだような没入感が味わえます。
また、ギターのwayneのコーラスが印象的で、手鞠の歌声と合わさることでより一層音に深みが出て心地良いです。
amber grisは解散しているので、もう生のライブを観ることはできませんが、ライブDVDが発売されているので興味が湧いた方はぜひご覧になってみてください。
amber gris LIVE「pray before the down-箱庭の上で-」spot
amber grisのライブDVDや音源はこちらから購入できます。
amber grisの活動
活動履歴
2009年2月1日に結成。
2009年8月にシークレットで1stライブを開催。
2009年10月より正式に活動を開始。
2009年10月17日に1stシングル「上空8000ft -少年は天国へ届くのか-」発売。
2010年3月24日に2ndシングル「少女のクオレ」発売。
2010年9月15日に1stミニアルバム「チャイルド フォレスト」発売。
2011年7月20日に1stアルバム「pomander」発売。
2011年9月から初のワンマンツアー「night walking toy soldiers.」開催。
2012年12月5日に3rdシングル「bright or blind」発売。
2013年2月27日に2ndアルバム「AROUND CHILDREN」発売。同日に会場・通信販売限定シングル「CHILDREN+」発売。
2013年2月からワンマンツアー「creative believer」開催。
2013年8月14日に4thシングル「this cloudy」発売。
2013年9月19日に無料ワンマン公演「snoozy and roll」開催。
2013年11月から東名阪ワンマンツアー「DISCOGRAPHY」開催。
2014年5月28日に5thシングル「in the Cell」発売。
2014年6月から主催ツアー「四次元の定理」開催。
2014年12月17日2ndミニアルバム「Across the blow」発売。
2015年1月からワンマンツアー「fall down the moment」開催。
2015年4月15日ラストシングル「小さな銀貨を左手に」発売。同日にベストアルバム「amber gris THE BEST -I’ll be right here-」発売。
2015年5月からラストワンマンツアー「箱庭の上で -pray before the down-」開催。
2015年5月27日ラストワンマン「箱庭の上で -pray before the down-」赤坂BLITZ公演をもって解散。
amber grisのまとめ
今回はamber grisについてご紹介しました。
数多く存在するヴィジュアル系バンドの中でも世界観が独特で、楽曲、歌詞、見た目すべてに物語性のある素敵なバンドでした。
解散から6年が過ぎた今でもはっきりとした解散理由は明かされていません。
しかし彼らは最後の最後までバンドの世界観を壊さずamber grisという物語に終止符を打ちました。
彼らの残した楽曲や映像作品は存在しているので、この記事を参考にしつつamber grisの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
ディスコグラフィー
発売順 | タイトル | 発売日 |
1stシングル | 「上空8000ft -少年は天国へ届くのか-」 | 2009年10月17日 |
2ndシングル | 「少女のクオレ」 | 2010年3月24日 |
1stミニアルバム | 「チャイルド フォレスト」 | 2010年9月15日 |
1stアルバム | 「pomander」CD+DVD限定版、通常版 ※限定版DVDには「feel me」PV収録 | 2011年7月20日 |
オムニバス | 「CRUSH!2 -90’s V-Rock best hit cover songs-」※LUNA SEAの「SHINE」をカバー。 | 2011年11月23日 |
通販限定 | 「フラニーはご機嫌斜め/ an Fade」 | 2011年11月~2011年12月 |
1stライブDVD | 「night walking toy soldiers.」 | 2012年1月14日 |
アートブックCD | 「decadence」 | 2012年2月29日 |
アートブックCD | 「露のロータス」 | 2012年4月25日 |
アートブックCD | 「The collapsing garden.-顛末には最上の花を-」 | 2012年6月27日 |
3rdシングル | 「bright or blind」 | 2012年12月5日 |
2ndアルバム | 「AROUND CHILDREN」 | 2013年2月27日 |
会場限定シングル | 「CHILDREN+」 | 2013年2月27日 |
4thシングル | 「this cloudy」 | 2013年8月14日 |
2ndライブDVD | 「creative believer」 | 2013年8月16日 |
5thシングル | 「in the Cell」 | 2014年5月28日 |
2ndミニアルバム | 「Across the blow」 | 2014年12月17日 |
ラストシングル | 「小さな銀貨を左手に」 | 2015年4月15日 |
ベストアルバム | 「amber gris THE BEST -I’ll be right here-」 | 2015年4月15日 |
ラストライブDVD | 「pray before the down-箱庭の上で-」 | 2015年10月 |
ライブ
日程 | タイトル | 会場 |
2011年9月10日~9月30日 | night walking toy soldiers. | 9/10大阪FANJtwice 9/17名古屋ell.fits All 9/30渋谷O-WEST |
2012年7月28日 | amber gris ONEMAN LIVE『The individual solution and Keep a silent lip’s』 | 渋谷CLUB QUATTRO |
2012年10月24日 | amber gris ONEMAN LIVE『Great Temari Ohyeah』 | 新宿LOFT |
2013年2月23日~4月29日 | creative believer | 3/2江坂MUSE 3/9名古屋ell.fits All 3/16静岡・浜松FORCE 3/20福井・福井響のホール 3/23福岡・博多Drum SON 3/30埼玉・浦和Narciss 4/6札幌KRAPSHALL 4/13新潟BLACKSTAGE 4/20仙台HOOK 4/29恵比寿リキッドルーム |
2013年9月19日 | snoozy and roll | SHIBUYA O-EAST※無料ワンマン |
2013年10月24日 | [baby franny] 限定ライヴ Franny’s Garden vol.01 | 高田馬場CLUB PHASE |
2013年11月23日 | DISCOGRAPHY『虚空と少年』 | 高田馬場AREA |
2013年12月4日 | 「DISCOGRAPHY」『思索の森』 | 大阪RUIDO |
2013年12月5日 | 「DISCOGRAPHY」『祈りと願い』 | 名古屋ell. FITSALL |
2014年1月26日 | 「うみとそらをへだてるもの」《うみをうつす、そら》 | 高田馬場CLUB PHASE |
2014年1月27日 | 「うみとそらをへだてるもの」《そらをうつす、うみ》 | 高田馬場CLUB PHASE |
2014年3月1日 | 彼が為に鐘は鳴る。 ≪焦点の鐘≫ | Ash OSAKA |
2014年3月2日 | 彼が為に鐘は鳴る。 ≪接点の鐘≫ | Ash OSAKA |
2014年4月11日 | Franny’s Garden vol.02 | Birth Shinjuku |
2014年5月6日 | 2days ONEMAN「対岸に君は消ゆ」 「夏至と白昼夢」 | 高田馬場AREA |
2014年5月7日 | 2days ONEMAN「対岸に君は消ゆ」 「白日の輪郭」 | 高田馬場AREA |
2014年8月1日 | 関東集中ワンマン「if」『星空の観測会』 | Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE |
2014年8月9日 | 関東集中ワンマン「if」『黒キ目ノ見ル情景』 | 目黒鹿鳴館 |
2014年8月16日 | 関東集中ワンマン「if」 『天国の詩~手鞠と高温多湿と記憶回顧録』 | HEAVEN’S ROCK 熊谷 VJ-1 |
2014年10月18日 | amber gris 5th Aniversary ONEMAN「絶界のヘテロクロミア」 | 渋谷WWW |
2014年11月20日 | amber gris [baby franny] FC限定ライヴ Frannys Garden vol.03 (Acoustic ver.) | 高田馬場CLUB PHASE |
2015年1月24日~2月8日 | fall down the moment | 1/24岡山IMAGE 1/26福岡DRUM SON 1/28大阪RUIDO 1/29名古屋ell. FITSALL 2/8新宿BLAZE |
2015年4月25日 | Franny’s Garden vol.4 | 池袋EDGE |
2015年5月6日 | Franny’s Garden vol.5 | HOLIDAY NEXT NAGOYA |
2015年5月10日 | Franny’s Garden vol.6 | Ash OSAKA |
2015年5月5日~5月27日 | 箱庭の上で -pray before the down- | 5/5名古屋ell. FITSALL 5/9ESAKA MUSE 5/12福岡DRUM SON 5/16HooK SENDAI 5/18新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE 5/27赤坂BLITZ |