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今回は2010年に亡くなった元MoranのベーシストZill(ジル)についてご紹介します。
Zillのプロフィール
Zillの基本情報
名前 | Zill(ジル) |
担当 | ベース |
本名 | 不明 |
生年月日 | 4月14日 |
血液型 | 不明 |
身長 | 168cm |
出身地 | 広島県 |
家族構成 | 弟(元Chantyのギタリストshia.)がいる |
影響を受けたアーティスト | カート・コバーン、hide、X、LUNA SEA、Slipknot、マリリンマンソン、Nirvana等 |
Zillは元Moranのベーシストで、2010年7月23日に他界しました。
Moranは「トータルアート」をコンセプトに2007年に結成されたバンドで、ZillはMoran結成時からのオリジナルメンバーでした。
Zillは2009年7月に体調を壊し一時的にMoranを離れ療養に入ります。
同年8月からのMoranワンマンツアー初日よりZillはバンドに復帰しますが、Gt.Veloの脱退が決まりMoranは無期限活動休止に入ります。
翌年の2010年7月、Zillは突然この世を去りました。
バンド内では新しいギタリストの加入が決まり再始動へ向けて準備中の矢先の出来事でした。
2010年10月にZillの追悼ライブ「Stand by me」が開催されました。
Moranは新ギタリストSiznaが正式加入し2010年12月よりサポートベースを迎え入れ活動を再開します。
その後、発売された作品のブックレット内のスペシャルサンクスにはZillの名前が必ず書かれており、Zillのバースデーライブも開催されました。
2015年にMoranが解散するまで、ZillはMoranのメンバーで在り続けました。
ZillのSNS情報
Moran Zillオフィシャルブログ「Mad Peace Diary」
公式ブログは現在も閲覧できます。
バンド履歴
- シニカルビスケット(未波)
- メイ(三狼)
- ギフト(三狼)
- KuRt(三狼)
- Moran(Zill)
Zillのバンド経歴はこのようになっています。
名前の変遷は、未波(ミナミ)→三狼(サブロウ)→Zill(ジル)です。
三狼と名乗っていた時期が長く、周りの親しいバンドマンからは”さぶちゃん”という愛称で呼ばれていました。
Zillの音楽性
ベース
Zillの愛用していたベースは、
- FenderJAPANのプレジションベース
- FenderUSAのジャズベース
になります。
うさぎのステッカーが可愛らしいです。
他にはワーウィックのベースとスペクターのベース等も使用していました。
ライブではプレジションベースを使用することが多く、基本的にはピック弾きです。
ライブで演奏する際、その時々のフィーリングで間奏のアレンジを変えることもあったといいます。
作曲
Moran結成当初はVeloと共にメインコンポーザーとして多くの楽曲を作曲しています。
Zillが作曲した楽曲は、Zillが亡くなった後Moranが解散するまでライブで頻繁に演奏されていました。
こちらはMoranの4thシングル「Helpless」のPVです。
Zillが作曲した作品は多数ありますが、その中でも唯一PV化を果たした作品でありZillが出演した最後の作品でもあります。
間奏のベースソロがお洒落で印象的な楽曲となっています。
こちらはMoranの1stシングル「Element」に収録されている「ハーメルン」という曲です。
Moran初期の退廃的なイメージが色濃く反映された曲で、ライブでも盛り上がる曲です。
その他「目下の泥濘」、「人間の人間による人間の為の恋路」、「カクタス亜科」など今もなおファンの間で名曲と呼ばれている楽曲が多数あります。
Moran 2ndミニアルバム「Apples」
「Apples」はZillが生前に作っていた未発表曲のみが収録されたMoranのミニアルバムです。
ライブでサポートをしていたex.Sugarの真悟がベースを弾いています。
アルバムの最後に収録されている「Bleach」という曲は、ボーカルHitomiがZillに宛てて書いたという歌詞が印象的で、悲しくも優しい楽曲に仕上がっています。
あまりライブでは演奏されなかった曲ですが、Zillのバースデーライブや、Zillの地元である広島や広島に近い岡山での地方公演では演奏され多くのファンが涙しました。
優しい歌が 君まで届きますように
まだ、ここで頼りない声を 繋いでわかってる 相槌も
わかってる 言い訳も
わかってる もうここには無いこと
わかってる でもきっと
わかってる わかりたくないわかってる
引用元:Moran「Bleach」
わかってる
わかってる…
Zillのことを想って聴くと涙が溢れそうになる歌詞です。
Zillのエピソード
メンバーとの関係性
Moran結成当初からのメンバーでありZillの相棒でもあるドラムのSoanは現在も毎年Zillの命日にSNSでメッセージを発信しています。
https://www.instagram.com/p/CRp3WZgp0xl/
Moran活動中にはZillの誕生日にHitomi、Soan、Siznaで弾き語りのライブ配信をすることもありました。
ボーカルのHitomiはZillからもらったアクセサリーを大事にしていることをTwitterで発信しています。
こちらは2011年7月に発売されたMoranの5thシングル「トリコロール」に収録されている「遥かの青」という曲です。
ドラムのSoanがZillを想って作曲した曲で、壮大なバラードになっています。
こちらは2017年に発売されたSoanプロジェクトwith手鞠の2ndミニアルバム『旋律、静かな願いと』に収録されている「林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。」という曲です。
Soanプロジェクトwith手鞠はMoran解散後に始動したSoanのソロプロジェクトで、この曲はZillへの想いを風化させないというSoanの気持ちが込められたバラードです。
Soanの気持ちを汲んだ手鞠が自身の想いも込めて歌詞を書いていて思わず涙が零れるほど切ない言葉で表現されています。
ファン想い
Zillはファンからの手紙やファンメールをいつも大切に読んでいて、ファンからの質問にもブログで頻繁に答えていました。
ライブではファンからどういう見え方をしているのかを常に考えていて、どこで観ても楽しんでもらえるステージングを意識していたそうです。
Zillのプライベート
死因
オフィシャルHPでは体調悪化で急逝したとのアナウンスがありましたが、SoanのブログにはZillがメンバー一人一人へ最後のメッセージを残していたことが書かれています。
https://ameblo.jp/moran-soan/entry-10603887961.html
自殺という可能性もありますが、はっきりとした死因は明らかにされていません。
弟
ZillにはShia.という弟がいて、 Shia. はヴィジュアル系バンドChantyのギタリストでした。
残念ながらShia.は2017年4月に特殊詐欺の容疑で逮捕されChantyから脱退しました。
現在の彼の動向は不明です。
うさぎを飼っていた
Zillはベッキーという名前のうさぎを飼っていました。
ブログにも頻繁に写真をアップし溺愛していたそうです。
Zillの死後、ベッキーはZillの家族に引き取られたといいます。
交流のあるバンドマン
ダウトの玲夏とは同じベーシストとして話が合いよく話すそうです。
https://ameblo.jp/moran-zill/entry-10259969675.html
https://ameblo.jp/moran-zill/entry-10236045363.html
ex.ケミカルピクチャーズのてんてんとはKuRtというバンドで一緒に活動していたこともあり、KuRt解散後も交流は続いていました。
https://ameblo.jp/moran-zill/entry-10596385412.html?frm_src=thumb_module
他には、GOTCHAROCKAのJUN、ex.イロクイ。のなつき、Dollyのはちとも仲が良かったそうです。
Zillの愛用ブランド
Zillの愛用ブランドは以下です。
- カスタムカルチャー
- TK
- キャサリンハムネット
カスタムカルチャーはエレガントでおしゃれなメンズ服が揃っています。
TKはメンズもレディースもあるカジュアルな洋服が多いです。
キャサリンハムネットはロンドン発のファッションブランドでモダンスタイルなデザインが人気です。
Zillのすっぴん画像はある?
https://ameblo.jp/moran-zill/entry-10584202493.html
Zillのオフィシャルブログにすっぴん画像が掲載されていました。
顔立ちが整っているのですっぴんでも普通にかっこいいです。
Zillの恋愛事情について
彼女がいた?結婚は?
Zillの交際事情について調べたところ確かな情報は得られませんでした。
交際事情は分かりませんが、綺麗めな服を着た癒し系の女性が好きだと過去にブログで発言しています。
Zillのまとめ
今回はZillについてご紹介しました。
Moranでは数々の名曲を残しこの世を去ったZill。
ライブでも魅力的なベースプレイとステージパフォーマンスでファンを楽しませてくれました。
亡くなってから10年以上経った今でもメンバーやファンにとってかけがえのない存在であることは変わりません。
この記事を参考にZillが作った楽曲に触れてみてほしいです。