ロックにこんにちは。みなさんは、ビジュアル系の音楽をいつも楽しんでいますか。
黒夢(くろゆめ)は90年代に活躍したロックバンドで、精力的なライブ活動や、世の中への不満を込めた過激な楽曲を発表して人気になりました。
このバンドのボーカルだった清春(きよはる)は現在、何をしているのでしょうか。
プロフィールと合わせてご紹介します。
清春の現在
現在の清春はソロ活動に力を入れています。2019年には25周年記念のカバーアルバム「Covers」をリリースします。
その後、2020年3月25日にはニューアルバム「Japanese menu / distortion 10」をリリースしています。
また、テレビ番組にも出演しています。2019年に音楽番組「テレビ朝日開局60周年記念 テレビ朝日ドリームフェスティバル2019」でX JAPANのYOSHIKIと一緒に「Red Swan」を披露しました。
一方でLUNA SEAのSUGIZOとプロジェクト「FIFTY FIFTY」を立ち上げていて、フォトブック「THE GREATEST SESSION 【FIFTY FIFTY 】of “SUGIZO×清春” by ys Yuji SUGENO」を2019年11月に予約発売しました。
— 清春 (@ki_spring) February 22, 2020
まだまだ活動の勢いは止まりませんね。もし、ライブの情報など最新情報について知りたい場合は清春の公式サイトを見るといいですよ。
清春のプロフィール
清春の基本情報
名前 | 清春 |
---|---|
担当 | ボーカル |
愛称 | 清春さん |
本名 | 森清治(もりきよはる) |
生年月日 | 1968年10月30日 |
血液型 | A型 |
身長 | 171cm |
出身地 | 岐阜県多治見市 |
性格 | 尖っているけど優しい |
好きなもの | ざるそば、タン塩など |
嫌いなもの | 玉ねぎ、人参など |
所属事務所 | ポニーキャニオン |
家族構成 | 3人兄弟の長男 |
影響を受けたアーティスト | MORRIE、井上陽水など |
清春(きよはる)は黒夢(くろゆめ)のボーカリストです。黒夢は90年代に大ヒットしたロックユニットで、清春はカリスマ的な存在として後輩ミュージシャンに多大な影響を与えた人物です。
清春の本名は「森清治(もりきよはる)」で、本名も「きよはる」ですが字が異なります。確かに「春」という字を使った方がビジュアル系っぽいですね。
清春の生年月日は1968年10月30日で年齢は54歳です。身長は171cmで一般的な男性と同じくらいの背の高さです。
清春のSNS情報
清春はFacebook、Instagram、Twitterをやっています。メディア等にあまり出演しない清春なので、ちょっと堅物なイメージがありますが、SNSを見ると気さくで驚きますよ。
ちなみに黒夢の公式サイトはすでに封鎖されていて、黒夢のアメブロは更新が止まっています。
また、清春のファンクラブに入会すると、会員限定ライブや会員限定イベントに参加することができます。
バンド経歴
- DOUBLE BED(清春)
- SUS-4(清春)
- GARNET(清春)
- 黒夢(清春)
清春のバンドの経歴はこのようになっています。
生い立ちから黒夢で活動まで
清春は岐阜県多治見市出身です。愛知県に隣接していて、電車でも1時間程度で名古屋市内に行ける距離です。清春は3人兄弟の長男で小さい頃は母親っ子でした。
清春がバンドを組んで初めてステージに立ったのは高校2年生の時でした。清春は岐阜県立多治見工業高等学校のデザイン科に在籍していました。そこでTHE WILLARD(ザウィラード)というパンクロックバンドのコピーをしていました。
清春は高校を卒業してからは工場に就職します。ゆくゆくは父親の経営する工場を継ぐために修行の意味合いを込めて就職しました。その工場で2年間働いた後に、今度は父親の工場に就職しますがバンド活動のために1年間で退職しました。
記録として残っている清春の最初のバンドはDOUBLE BED(ダブルベッド)です。「DOUBLE BED(ダブルベッド)」のメンバーや活動期間は不明ですが、清春はこのバンドに属していました。
その後にSUS-4(サスフォー)というバンドに所属します。このバンドのローディーが黒夢のベーシストである人時(ひとき)でした。詳しい活動期間は不明ですが、1989年前後です。
SUS-4が解散した後、清春は1990年から1991年までGARNET(ガーネット)というバンドに所属します。この時にはもうすでに人時がベーシストとして加入しています。清春はGARNETと並行して人時と共にラブホテルでバイトします。
この時代に人時と清春の関係性がグッと近づいたとされます。2人は音楽的な話や、やりたいバンドのイメージなどを話し合いました。
その結果、1991年に黒夢が結成されます。黒夢は99年に活動を休止するまで絶大な人気を誇ります。2010年にまた再結成して2015年まで活動するのでした。
清春の音楽性
ボーカル
清春はボーカル担当です。清春の歌い方といえば、特徴的なビブラートとシャウトです。それに加えて、ステージ上でのパフォーマンスが後輩ミュージシャンにも多大な影響を与えています。特にDIR EN GREYの京は初期の頃影響を受けています。
清春の音域自体は高くはありませんが、男性が出せるかギリギリの音を多用しているので、一般人が歌うとキツいでしょう。それを悠々と歌い上げる清春はカッコよすぎです。
「ゲルニカ」は黒夢の集大成と呼ばれる曲で、サビの高音のロングトーンがかっこいいです。清春が歌うからカッコよく聞こえて相当難易度の高い曲です。
作詞作曲
黒夢はメンバー全員が作曲をしています。清春が作曲した作品には名曲が多くて、作詞も基本的に担当しています。
清春が作詞作曲した代表曲は「少年」です。
「少年」は黒夢の名曲ですね。特徴的なアコギの音がストレートにかっこいいです。
清春が作詞作曲した他の代表曲はこちらです。
Like A Angel
「Like A Angel」は1996年11月18日発売の8thシングルです。ドラマ「しようよ♡」のエンディングテーマでした。ライブの最後で歌われる定番曲です。ポップで清々しい気分になれます。
1997年6月27日発売のメジャー5thアルバム「Drug Treatment」に収録されています。
BEAMS
「BEAMS」は1995年10月13日発売の5thシングルです。maxellのカセットテープのCMソングでした。パンクな曲が多い黒夢の中ではポップな楽曲で、サビは思わず口ずさみたくなるようなメロディです。
1996年5月26日発売のメジャー4thアルバム「FAKE STAR〜I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜」に収録されています。
MARIA
「MARIA」は1998年4月8日に発売された12thシングルです。ダイハツの「MOVE aerodown CUSTOM」CMソングとなっていました。カッコいいロックソングなのですが、「カラオケで歌ってほしくない」という理由で歌詞カードがありません。
1998年5月27日発売の6thアルバム「CORKSCREW」に収録されています。
優しい悲劇
「優しい悲劇」は1995年3月8日発売の3rdシングルです。テレビ朝日のバラエティ番組「USO」のエンディングテーマとなっていました。この曲はポップ色の強い楽曲で非常に聴きやすいです。また、後輩バンドのSIDにカバーされています。
1995年5月10日発売の3rdアルバム「feminism」に収録されています。
ゲルニカ
「ゲルニカ」は2013年12月11日発売の16thシングルです。映画「バイロケーション 表」の主題歌となっていました。黒夢再結成後のシングルで、メロディや歌い方のどれをとっても最高です。
2014年1月29日発売の8thアルバム「黒と影」に収録されています。
Miss Moonlight
「Miss Moonlight」は1995年4月26日発売の4thシングルです。バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」のエンディングテーマでした。とても聴きやすい曲でビジュアル系の曲調の元祖です。
1995年5月10日発売の3rdアルバム「feminism」に収録されています。
ピストル
「ピストル」は1996年4月17日発売の7thシングルです。音楽番組「COUNT DOWN TV」のエンディングテーマとなる一方で、コカコーラ「Sprite Cool」のCMソングにもなっていました。ポップロックでカッコいいです。
1996年5月29日発売の4thアルバム「FAKE STAR〜I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜」に収録されています。
夢
「夢」は1996年5月26日発売の4thアルバム「FAKE STAR 〜I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜」に収録されていた曲です。この曲はバラードでパンクな楽曲の多い黒夢の中では優しさ溢れる雰囲気の1曲になっています。
NITE&DAY
「NITE&DAY」は1997年4月10日発売の9thシングルです。バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」のエンディングテーマで、週間オリコンチャートで3位を記録しました。ラブソングで、アコギから始まる清春の歌声が印象的です。
1997年6月27日発売のメジャー5thアルバム「Drug Treatment」に収録されています。
ミザリー
「ミザリー」は2011年2月9日発売の13thシングルです。週間オリコンチャート6位を記録しました。黒夢が再結成してから清春が黒夢のことを想って作った曲です。
2011年11月2日発売のメジャー7thアルバム「Headache and Dub Reel Inch」に収録されています。
Spray
「Spray」は1997年6月4日発売の10thシングルです。情報番組「スーパーチャンネル」のオープニングテーマでした。聞きやすいロックです。この曲もカラオケで歌いやすいので黒夢初心者におすすめです。
1997年6月27日発売のメジャー5thアルバム「Drug Treatment」に収録されています。
清春のソロ活動
清春のソロ活動は個人活動とSADSがメインです。
SADS
SADSは1999年に結成されたロックバンドです。SADSは黒夢が活動を休止させてすぐに活動を開始させました。
現メンバーは以下の通りです。
- 清春(黒夢)
- K-A-Z(DETROX)
- YUTARO(undervár)
- GO(SUNS OWL)
SADSは1999年に結成して2003年まで活動して、2010年から2018年まで活動するという少し変則的な活動体制になっています。もしかしたら、今後また再結成するかもしれません。
バンドの由来は「残酷好き」という意味の英語sadismから来ています。SADSはミュージックステーションや精力的なライブ活動で着実にファンを増やしていきます。
SADSは1999年7月の「TOKYO」というシングルで華々しいデビューを飾ります。かなりパンクソングでかっこいいです。
「TOKYO」の歌詞もとてもいいのでそれも注目です。
そして、2000年に「IWGP」こと「池袋ウエストゲートパーク」の主題歌だった「忘却の空」で大ブレイクします。
現在でも多くのミュージシャンがこの曲をカバーしています。「水曜日のダウンタウン」でも「サビが聞き取れない曲」として取り上げられていました。
また、「池袋ウエストゲートパーク」のドラマ自体もかなり面白いのでおすすめです。地上波のゴールデンタイムとして放送されていたとは思えないほど過激な内容で、現在のテレビでは絶対放送できない内容です。
また、ライブでの定番曲として「SANDY(サンディ)」があります。超パンクで激しい曲ですが、同時にカッコイイのでこれも聞いておくべきです。
「LIAR」という曲も疾走感があって、攻撃性も高い曲です。
そして、最後のアルバム「Falling」はこれまでのSADSが詰まっているとして話題になりました。
アルバムはこちらです。
清春の個人活動
清春個人では「清春」名義で作詞作曲を行ったり、黒夢やSADS時代のセルフカバーをしたりしています。ライブでも昔の名曲を歌っています。
清春が個人活動を本格的に開始したのは2003年でした。メジャーデビュー10周年の一環であるソロプロジェクトとして個人活動を開始します。「オーロラ」というDVDをリリースしたのが初の活動でした。
それからソロデビュー公演「第三の扉」を大阪と東京で開催します。ちなみにこの時、アルルカンの來堵(くると)がライブを見に来ていて影響を受けています。
その後、清春は2004年から音源制作を本格化して、アルバム「poetry(ポエトリー)」も発売します。
このアルバムにはL’Arc〜en〜CielのkenやDEAD ENDのMORRIEがレコーディングに参加していて、豪華なメンバーになっています。
それから清春はさらに音源制作やライブを精力的に行って音楽的な挑戦をしますが、変化が現れたのは2007年でした。2007年頃の作品から「家族への愛情」などといったこれまでの黒夢で尖っていた清春とは全く違う一面が見受けられるようになります。
たとえば、2007年に発売された「輪廻(りんね)」という曲は優しくて、歌詞もとても柔かみのある感じになっています。
その後、清春は2008年にはメジャーデビュー15周年を迎えて「歌の原点に帰ること」を意識するようになります。具体的には、ドラムやベースを取り除いて歌が観客にダイレクトに聞こえるようなバンド編成をしていました。
その後、2009年に清春のバースデーライブにて1夜限り黒夢が復活します。そして、2010年に黒夢が再結成するという流れです。
しかし、清春はその一方で黒夢と並行しながらソロ活動も続けます。
たとえば、2012年に「流星」という曲をリリースしています。清春がこれまで積み上げてきた活動を通して、楽曲に深みが増したと評判の曲です。
一方で、清春は黒夢時代やSADS時代の曲も大切にしていて、セルフカバーしていました。たとえば、先ほどご紹介したSADSの「忘却の空」のセルフカバーです。こちらはメジャーデビュー25周年の2019年にリリースされていて、変化をとても感じます。
年齢を重ねて歌い方は優しくなっている一方でセクシーさが増しています。
もうひとつ聞いておきたい曲としては、DREAMS COME TRUEの「やさしいキスをして」です。
清春のハスキーな声で原曲以上にエモーショナルな感じになっています。
清春のプライベート
自伝本
清春は2020年10月30日に自伝本「清春自叙伝 清春」を発売しました。デビューから25年が経って、本来は50歳になるタイミングで出版の予定でしたが、スケジュールの都合で清春が52歳になったタイミングで発売されました。
発売に合わせて記者会見を行っており、お金のことを優先的に考えて行動しなかったから、今の自分がいると振り返っていました。
清春が高校生くらいの時に感じたロックミュージシャン像に基づいて、これまで行動してきたといいます。それが分かるような本の内容になっています。
ちなみに、清春は本を書くにあたって、自分の経歴をネットで調べて書いたといいます。
タトゥーがすごい
清春はタトゥーを体に入れています。音楽活動の節目ごとに新しく入れたそうです。Googleで「清春 タトゥー」と検索すると、タトゥーの画像を確認できます。蝶や龍の模様が目立ちます。
また、「TATOO」のPVでは清春自身のタトゥーを強調した衣装なので、清春のタトゥーを確認することができます。
髪型
清春の髪型も何かと話題になります。
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清春は今ではロン毛で外ハネしたスタイルが定番ですが、90年代は赤髪で短髪だった時もありました。一方で青髪で長髪だった時もあります。
SADS時代の清春は金髪だった時が多いですね。
清春と人時の仲
清春と人時は仲がいい時と悪い時があります。黒夢結成以前はバイトも同じだったのでかなり仲が良かったはずです。しかし、黒夢が解散する直前は口も聞かないくらい仲が悪かったといいます。これは後に人時が語っています。
清春は人時への思いを昔のブログでさりげなく綴っています。言葉を交わさずとも分かり合える雰囲気がふたりにはあるようです。
交友関係
清春はミュージシャンの友達が多いです。たとえば、西川貴教(にしかわたかのり)です。西川貴教が主催する「イナズマロックフェス」というのがあって、2009年から毎年9月に滋賀県で開催されています。
清春は黒夢として2014年にそのイナズマロックフェスに出演して、トリを飾っています。
イナズマロックフェス初日、トリを務めさせてくれたN様と乾杯あとに。
しかしデュエットした『少年』で西川君にナチュラルトラップを仕掛けてしまっていた我々なのでした…なんというかもう…反省♡ pic.twitter.com/zAEOTlqgwQ
— 清春 (@ki_spring) September 13, 2014
また、DEAD ENDのMORRIE(モーリー)やLUNA SEAのSUGIZOとも交流があります。
今夜は赤坂でMORRIEさん@devilsleep のライブにSUGIZOくん@SUGIZOofficial と共に参加させて貰いました。
MORRIEさん、お誕生日おめでとうございます! pic.twitter.com/qAxG2qysXF
— 清春 (@ki_spring) March 4, 2014
その他、the GazettEのRUKIやSIDのマオとも仲がいいです。
バーをオープン
清春は東京の六本木にバーをオープンしています。お店の名前は「BABYLON(バビロン)」です。内装や照明までこだわっていて、幻想的な空間をプロデュースしています。
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清春の愛用ブランド
清春が愛用しているブランドは以下の通りです。
- Moonage Devilment
- CHROME HEARTS
- Justin Davis
清春といえばファッションも話題になります。特に清春といえばCHROME HEARTS(クロムハーツ)というほど、アクセサリーの広告塔的存在でした。
Justin Davis(ジャスティンデイビス)もアクセサリーのブランドで、清春は愛用しています。
黒夢 × Justin Davisのネックレス
2色重ねる。 pic.twitter.com/gQ0RUiq1am— 清春 (@ki_spring) March 27, 2014
そして、Moonage Devilment(ムーンエイジデビルメント)は清春が立ち上げたブランドです。東京、名古屋、大阪に店舗があります。価格帯は高めですが、ロックなアイテムがたくさんあります。
清春はMARDI GRAS(マルディグラス)というショップも立ち上げています。こちらでもファッションアイテムなどを販売しています。
清春のすっぴん画像はある?
Googleで「黒夢 清春 すっぴん」等で調べると、清春のすっぴん画像を確認できます。
年齢を重ねるごとにメイクをしなくなっています。ファッションがおしゃれなので、すっぴんでも全然カッコよくキマッています。
また、デビュー当時の画像を見ると清春がもっと濃いメイクをしていたことが分かります。どちらも魅力的ですね。
清春の恋愛事情について
彼女がいる?結婚は?
さて、最後にファンのみなさんが気になる恋愛事情について調べてみましょう。清春は1998年に一般女性と結婚しています。一般人なのでプライベートは公表されていませんが、六本木のクラブで出会ったと言われています。
娘も2人いて、長女が「憂希(ゆうき)」次女が「紫音(しおん)」という名前です。清春がテレビ番組に出演した時に、娘のエピソードを話していたことがあります。私立の学校に通っていたので、運動会などに参加する時は清春は苦労したそうです。
なぜなら、清春の腕はタトゥーだらけなので夏でも長袖を着て周りへの配慮が大変だったと語っています。
まとめ
今回は黒夢の清春についてご紹介しました。謎めいている雰囲気ですが、プライベートの情報も意外と開示されています。知れば知るほど素敵ですね。
ぜひ、参考にしてみてください。